ろくろ挽きの職人が自ら、国産の木の仕入れと、皿に使える美しい木目を選んで木取りを行い、平皿に削り上げました。
木の皿は数多くありますが、この皿の佇まいは際立って美しいです。
真っ平らに近いですが、縁にかけては微妙な曲線が描かれているため、上から見るとぴったりとテーブルに吸い付くよう。
裏面はやや深い曲線となっているため、置いたときに凛と立つ雰囲気が出ています。
これまで、オリーブオイル仕上げで木目が見えるものをご紹介してきましたが、こちらは拭き漆仕上げにしました。
拭き漆仕上げにすることで、お手入れや取扱はぐんと楽になります。
水などにも強くなりますし、食べ物などの染みもつきにくいです。
硬いブラシでごしごし洗うことや、長時間の浸け置き洗い、食洗機、電子レンジさえ避けていただけましたら、細かい点は気にせずにお使いいただけます。
漆は、使ううちに、だんだんと色が綺麗に薄く、だんだんと透けてくるように変化します。
その変化も美しいです。
これは漆が削れたり摩耗しているわけではなく、漆本来の習性として、色が透明に抜けてくるために起こります。
お手入れが楽になることもありますが、仕上がりは想像以上に美しく、他にはなかなか見られない雰囲気の器になりました。
拭き漆のシリーズは、木の種類は、栃（とち）のみ。
栃の木目が、拭き漆により、うっすらと綺麗に出ています。
【素材】
栃（とち） 国産材です。
【サイズ】
直径21cm×厚さ約1.8cm
【仕上げ】
拭き漆仕上げ（黒）
【お取扱いについて】
・長い間水に浸けることは避けてください。
・電子レンジや食洗機のご使用は避けてください。
・硬いブラシの使用は避けてください。漆が剥げてしまう可能性があります。
・洗剤は、普段お使いの食器用洗剤をお使いいただいて問題ありません。